もっとなんでも書いて、もっとなんでも後悔できる。したくもないし、できそうにもないけど、それが余地だとおもう。ぼくの視力では、それは無限に広がって見える。余地は荒れているか、そこに生えた草の名、花の名、あるいは新雪を歩いていくようにまぶしい軌条を残すような歩行もあるかも知れない。なにしろ無限だから、なんでもありだろう。悩みをもてない馬鹿でよかったとおもう。まるでよくはないが、鶏頭で滑稽に胸を張るのがじぶんだから、だれにも負けないようにその時々の平面で跳躍ができる人間になりたい。ほんとうに仲良くしたいことがひとがぼくにはあるのか、いるのか、それさえもわからないと応えて、またいくらでも呆れられたりわき腹刺されたりしながら、取り返しのつかないことを生のどんづまりまで書いていきたい、いけたら、と。

詩集、正式な発行日が5月15日になりました。
だから文学フリマでは先行というかたちで数部持っていきます。
興味ある方は立ち読みでもしていってください。買ってくださった方には、まだ作ってないけどおまけの栞をあげたいです。
矢部くんにゲラを見せたら、日常系だ、ひだまりスケッチだといわれました。
ひだまりスケッチってアニメを見たことなくて後で見たら、主人公が学園生活でのイベントやふつうの日や、その時々で悩んだり焦ったり驚いたり喜んだりしながら、一日の最後にはいつもほっと息をついていく、およそ小心者の動揺が日々を塗り重ねていく雰囲気アニメで、そんなことをいうのは矢部くんだけと思いますが、そうかもという気がしました。
詩集に載っている詩は、半分ぐらいこのブログに書いたもので、このブログに書いた詩はこのブログを読んでくれてるかも知れなかったその時々の何人かのひとたちに読まれることだけを考えて書いたので、ブログ本ていうのかなと思います。
もう夕暮を過ぎた公園にはだれもいないんですけど、約束のものは持ってきたので、友達になってくれよと思います。褒めてほしかった、仲間に入れてほしかった、それだけでした。




詩集『晴れる空よりもうつくしいもの』


〈目次〉
雷鳴語による新しい音楽
宙に消え入る歌
ミト
破氷の陸
(Silent)Hymn
遮音室
二度は燃えないゴミの詩
Lullaby
つぐみに訊いた、いくつかの讃歌
春はふたりぼろバスの最前に飛び乗って盛大に燃やすゴミの詩
グレングールド
Campfiresongs
ネスト
"パイオニア"という木靴を履いて渋谷の屋根裏で踊った日
「open/start」
晴れる空よりもうつくしいもの
亡羊と、ぐりぐりのきみへ

想像星座群、文学フリマ出ます!

2012年5月6日(日)、東京流通センターで開催される第14回文学フリマに想像星座群はブースを出します!
詩歌のジャンルスペースは例年通りのまったり感が予想されるので、人ごみに飽きた方はいつでもお立ち寄りください。
だべりましょう、お待ちしています。
(矢部くんが行くかもと前に言ってたので来るかも知れません。いたらサインとイラストを頼みましょう。)


第14回文学フリマ
開催日 2012年5月6日(日)
開催時 11:00〜16:00
会場  東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
交通  東京モノレール流通センター駅」徒歩1分
*詳細はhttp://bunfree.net/文学フリマ公式HP)をご確認ください


想像星座群のブース配置はFホール ウ-43です。


頒布物(予定)は以下の2点です。
"clearstory"vol.1 矢部嵩白鳥央堂二人誌『「少女ふたり分の濁点を私にくっつけてください。」』 300円 内容詳細
白鳥央堂第一詩集『晴れる空よりもうつくしいもの』(思潮社 頒価未定・できたらおまけ付


売り切れとかはありえないのでいつでもどうぞ!カリブの海賊の気軽さでお越しください。
個人詩集の正式な発売日は文学フリマより後になるのですが、この日のために数部だけ先に出版社さんから送ってもらえることになりました。
わーいわーい。


変更などありましたらこの記事内でおしらせします。よろしくお願いします。

http://8tracks.com/daythere/
更新しました。数年前のからすこし入れ替えしただけです。
中学のとき「下北沢、下北沢」言いながら泥んこになって遊んでいた頃、
バンドの友達に新しく買ったり借りたりしたいろんなバンドの曲を聴かせても、「みんな一緒に聴こえる」といつも言われました。
いまでも偏食だといいなと思います。


8tracksは流しっぱなしにしてると関係のありそうな他の人のミックスに勝手に飛ぶんですが、
モデストマウスの1stのこの曲に辿り着く率が高いです。

関係ないけど並べたくなる。



ぶれる言葉にまつわるもの
想うことと表すことの、自由と不自由の綯い合わせで、すべてがどうとでもいえるとき、裏で響いているもの、積み重なっていくもの、声と記憶を火にくべて、あがる煙をだれかが目に留めること