お詫びと訂正

以前の記事で、二人誌を限定50部としていましたが、限定部数を100部に変更しました。これ以降の限定部数の増減はありません。
行き当たりばったりなやり方でごめんなさい、以下に理由を説明します。


というのも、今の今まで、注文していただいている方とこちらから謹呈したい方のリストを作成しておらず、
漠然と50部もあれば十分という浅はかな考えでいたのですが、
昨日まとめてみたところ、
現時点で注文いただいている方と謹呈したい方だけで九割捌けてしまうことがわかりました。
主にはこちらからの謹呈なのですが、考えても減らすことができず、
このままでは矢部君経由でこの本を知ってくださった方などに、本を用意することができないと思い、部数を増やすことにしました。


とはいえ今回の場合、限定部数といっても印刷会社に発注しているわけでもなく、
じぶんで材料を買ってきてこしらえれば紙が廃番になったりしない限りはいつまでも製本可能なので、
変に限定なんかしなきゃいいんじゃないかと、思われる方もいるでしょう。
ぼくも思います。


しかし、それでも部数を限定したいのは、「いつか無駄に必死こいた夏休みの自由研究のような」というこの本の在り方を曲げたくないからです。
教室の後ろにごちゃごちゃに並べられても十月に入れば「もって帰って」or「捨てるよ」のあれです。
とっとと忘却orだれかの記憶に残ればいいんだと思います。
現物はぼくが墓場まで持っていくので、手にしてくれた方も一読して支障なければ燃やしたっていいと思います。ぼくはそれで構いません。
この初期作品集の成立が救われれば、あとはぼくが、たった一冊を守って終わりです。
もちろん100部作るなら100部すべてだれかの墓場に潜りこめるだけの泥まみれの正装で送り出します。
だから一読で燃やされたら泣きますよ。でも、そういうものではないでしょうか、本棚の埋め草を必死に育てていたのではない。


だから、「いつまでも」、「無限に」という在り方はなしです。
といって、読んでほしいひとに読んでもらえず、読みたいといってくれる方にも読んでもらえないのはまったく本意ではありません。
だから100部に増やしました。100部は多いと思います、ずるずる残るかも知れません。
だからがんばります。がんばって失くします。やっぱり計画はないですが。これからです。